平素は当社グループへの格別のご支援・お引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
前期(2023年5月期)の業績については、外部環境の改善に加え各事業の取組を通じ、売上高は648億25百万円(前期比16.4%増)、営業利益は7億62百万円(前期比452.3%増)、経常利益は8億20百万円(前期比252.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は4億24百万円(前期比4億6百万円増)、売上高は過去最高を更新、各利益も大幅改善となりました。
外商事業においては、既存得意先との取引深耕や給食・病院・中食など様々な業態に対する新規開拓に取り組み、売上高は401億5百万円(前期比21.4%増)となりました。営業利益については、粗利率の向上や物流コストの抑制など収益改善に取り組み、1億65百万円(前期は営業損失4億42百万円)と前期と比較し6億8百万円の改善となりました。
アミカ事業においては、外食事業者向けの販売が回復したことや、一般消費者向けの販売も順調に推移したことから、売上高は216億17百万円(前期比8.2%増)となりました。新規出店については、2022年7月にアミカ四日市店(三重県四日市市)を移転オープン、2023年3月にアミカ刈谷店(愛知県刈谷市)を新規オープンしました。営業利益については、資源価格高騰による光熱費の増加が響いたものの、売上総利益が増加したことから、16億51百万円(前期比20.0%増)となりました。
水産品事業においては、貝類等の国内販売に加え、国産帆立貝の輸出販売に注力し、売上高は32億65百万円(前期比17.6%増)となりました。営業利益については、輸出販売において為替影響などから前期ほどの利益率を確保できなかったことから、1億5百万円(前期比31.5%減)となりました。
今後の見通しについては、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が5類に移行されたことに伴い、感染対策の大幅な緩和により外出機会が増え、人流も一層増加することが見込まれるなど、外食産業を取り巻く環境は一層改善していくことが予想されます。
当期(2024年5月期)の業績予想については、外部環境の改善を想定し、売上高は703億円(前期比8.4%増)、営業利益は8億20百万円(前期比7.6%増)、経常利益は8億80百万円(前期比7.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は5億50百万円(前期比29.6%増)、増収増益を計画しています。
なお、成長を継続するアミカ事業の物流機能拡張や今後の人員増強に備えることを目的として、2024年3月に新本社兼物流センター取得を計画しています。また、アミカ事業においては当期(2024年5月期)中に2店舗の出店を計画しています。
前期(2023年5月期)の期末配当金は、1株当たり5.5円といたしました。中間配当金とあわせると年間配当金は10円となります。
当期(2024年5月期)の配当については、1株当たり中間配当金5.5円、期末配当金5.5円の合計11円と増配を予定しています。
当社グループは、株主の皆様への利益還元を経営上の重要課題のひとつと考え、今後の事業展開を勘案しつつ、安定的かつ継続的な配当を行うことを基本方針としています。今後も皆様のご期待にお応えできるよう、企業価値のさらなる向上に努めてまいります。
引き続き、ご支援ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2023年8月
株式会社大光
代表取締役社長執行役員 金森 武